ケアマネ歴12年、介護福祉士歴8年。居宅ケアマネや施設ケアマネを含み、これまで4回の転職を経験。成功した転職もあれば、失敗した転職ありました。そんな転職経験を活かすため当ブログを立ち上げました。ケアマネジャーのお仕事や転職をサポートするセミナーに多数登壇。ケアマネジャー情報雑誌に掲載実績あり。保有資格は、介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士、介護事務、ケアクラーク、他。現在は千葉県内の主任ケアマネジャーとして千葉県内の地域包括支援センターで働いています。
ケアマネジャーの仕事やめたい?うつでノイローゼになった時の対処法
「ケアマネジャーの仕事やめたい」
この仕事に就いている人であれば、一度はそう思ったことがあるはず。私自身も幾度となくケアマネジャーを辞めたいと思い、実際に4度も転職しています。
初めは「介護業界の花形職」なんて言われたケアマネジャーに憧れてこの仕事に就きましたが、現実は真っ黒。複雑な書類作成の多さ、モンスター化した利用者や家族、各方面の板挟み状態で頭を下げる日々、休日関係なしに掛かってくる電話、それでこの賃金の低さ…。
もう心も身体もボロボロ。我慢が祟って鬱(うつ)になってノイローゼに…そこまでしてこの仕事続ける意味ある?
ケアマネジャーを辞める直前は毎日悲観的になっていました。このブログを見ている方も同じ気持ちだと思います。
今回は、そんなあなたの心の傷を少しでも癒せればと思い、みんなの辞めたいと思った瞬間をまとめました。共感して、次の一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。
目次
ケアマネジャーの仕事をやめたいと思った瞬間
同じ事業所内でケアマネ同士がマウンティングしてる!チームで協力しようって気持ちがない!
ベテランケアマネが厳しい!威圧的!誰でも簡単に資格が取れた世代のケアマネが偉そうにするな!
小規模多機能での介護現場の兼任?ふざけるな!採用面接で聞いていた仕事内容と全く違うじゃないか!
新人入社後に覚えること多すぎる!出来て当たり前な雰囲気出す管理者がウザい!
書類が多いし難しいし。雑務が多すぎてケアプラン作成モニタリングの時間が取れない。
地域包括支援センターのケアマネに叱られた。なんであんなに偉そうなの?
ケアマネは利用者を選べないけど、利用者はケアマネを選べるのはおかしいだろ!利用者はお客様じゃない!
また担当変更。モンスター利用者、モンスター家族が多すぎる。クレーム対応辛すぎ。神経が擦り減る。うつになったよ…
休日夜間問わず電話してくるやん!ケアマネに休みなんかない!着信音のせいでノイローゼになった!
利用者家族にペコペコ頭を下げ、施設にもペコペコ頭を下げる。看護師、医師、利用者家族、そして管理者の板挟み。これがケアマネか。
困難事例の連続!もう精神的にも体力的にも限界!
孤独死現場に遭遇…トラウマになった…
関連ページ
ケアマネジャーと介護職員の兼務が辛い
ケアマネジャーとして入社したのに、気付けば現場で介護職の仕事ばかりしていた。そんな介護職員との兼務もケアマネの悩み。
ケアマネジャーの多くは介護現場を経験しているため、ケアマネジャーでもあり介護スタッフの即戦力でもあります。つまり、ケアマネジャーも介護スタッフも両方採用したい人手不足の施設にとって格好の人材です。
中には「だまし求人」と言って、募集要項では「ケアマネジャー業務」としか記載せず、実際に入社したら「介護業務の兼務」求人だったという例もあります。私の経験上、募集しているケアマネジャー求人の7割は介護業務の兼務です。
介護現場が人手不足だからと言い訳してケアマネジャーを現場で働かせる。まるで介護職員の補欠扱い。それで業務命令を拒否すれば悪者扱い。介護スタッフから「非協力的」だと陰口を言われる。不当な扱いです。
当然ですが、兼務しているとケアマネジャーの仕事に専念できません。ミスも増えます。査定にもひびきます。せっかくケアマネジャーの資格を取得したのに、介護現場ばかりでは辞めたくなりますよね。
責任の重さとプレッシャーに耐えられない
利用者の介護方針を決めるのがケアマネジャーの仕事。とても重要な存在です。自分が作ったケアプランの内容次第で利用者の人生が大きく変わります。
また、介護保険に関係する手続きに不備があり、もし監査に入られたら。最悪の場合、事業所の営業に関わることも。そうなれば、利用者家族だけじゃなく、職場の人、関係各所にも迷惑をかけてしまう。
そんなケアマネジャーなら当たり前のプレッシャーに耐えられない人も。
書類作成が多すぎて激務
ケアマネジャーは作成しなければならない書類がとにかく多い。
月初は各事業所から送られてくる実績報告をまとめて、給付管理票を作成し、中旬には翌月の予定表の作成、月末になると利用者宅を訪問してモニタリング記録作成しなければならない。
また、アセスメントシート、ケアプランの作成、担当者会議録、認定調査も合間合間で対応する必要がある。
私担当件数が35人ですが、40人超の人はもっと大変なんだろうと思います。
毎月、決まった業務だけなら慣れれば楽ですが、緊急時の対応、介護保険法が改正されたら勉強など、ケアマネジャーに息をつく暇はない。
ケアマネジャーが作成する書類の数は膨大。パソコン慣れしていない人にとっては辛い仕事でしょう。
ちょっと古いですが、厚生労働省が定めたケアマネジャーの業務がこちらです。全く参考になりませんね。
モンスター利用者&家族の対応に限界
ケアマネジャーを辞めたくなる理由といえば、やっぱり「モンスター利用者&家族」でしょう。
そもそも自分たちのことを「お客様」と勘違いしている利用者家族が多すぎますよね。休みの日だろうが、夜中だろうが、専属の召使いかのように電話してくる利用者も。ハズレくじを引くと休みなんてありません。
サービス事業所は「何かあったらまずケアマネに」なんて言い回しをするもんだから、様々な要望がケアマネジャーに集まって、その結果処理しきれなくなります。
手一杯になってケアレスミス発生。問題が起きればケアマネジャーのせいにされて、利用者家族に謝罪、サービス事業所にも謝罪、最後は管理者の説教。
ミスしてもしょうがない労働環境で、ミスするとキツく詰められる。それがケアマネジャーの仕事なんですよね。
モンスター利用者&家族だと感じたら、躊躇わずにケアマネジャーの方から担当変更をお願いした方が身のためです
職場の人間関係がギクシャクしてて耐えられない
ケアマネジャーに限らず、職場の人間関係が悪いってのも仕事を辞めたくなる理由のひとつ。
私も居宅介護支援で働いていた時、事業所内の人間関係がとても嫌でした。
書類作成で分からないことがあっても、同僚や先輩に聞けない雰囲気。同僚なのにチームじゃないんですよね。「私の業務の邪魔しないで感」が出てる人ばっかり。
まだ新人で経験も浅かったため、ケアプランひとつ仕上げるのにかなりの時間が掛かってました。
その後に転職した施設ケアマネでは職場の派閥に苦しめられました。ざっくり分けると、「施設長」「事務」「現場A」「現場B」という4つ派閥が存在。そんな中に放り込まれた私は、それぞれの派閥に板挟み状態でした。
どちらかと言えば業務と関係のないコミュニケーションが苦手な私は、それぞれの派閥に嫌われないように必死でした。
職場のケアマネジャーが自分1人で誰にも頼れない
ケアマネジャーの配置基準は、居宅で利用者35名に対して1名、施設では入居者100名に対して常勤1名です。つまり職場によってはケアマネジャーが自分1人だけ、なんてことも珍しくありません。
経験豊富な方であれば自分の好き放題でやりがいを感じられるでしょう。しかし、まだキャリアが浅い方にとっては試練です。
入社たらケアマネジャーは自分1人。分からないことがあっても誰にも相談できない。ネットや参考書で調べる毎日。そんな中でミス連発。休みたくても代わりがいないから休めない。そうしていく内にどんどん追い込まれていった。
「誰にも頼れない環境が辛かった」という理由でケアマネを辞める方も多いです。
ヘルパーの仕事の方が楽だった
ヘルパーとして働いていた時は、ケアマネジャーがかっこよく見えて羨ましかった。
慌ただしい現場から離れて利用者家族と楽しそうに会話。各サービス関係者と連携してケアプランを考える。介護業界のエリート。
しかし、実際にケアマネジャーになってみたら理想は崩壊。一日中パソコンと睨めっこ、モンスター利用者&家族に悩まされ、人手が足りないと現場に駆り出される。そんなところに介護保険法改正のお勉強。
ヘルパーとして働いていた時の方が精神的に楽だったし、なんならやりがいあったかも?
介護福祉士よりもケアマネジャーの給料が低い
介護業界の花形職とも言われているケアマネジャーですが、最近では介護福祉士よりも給料が低いと話題になっています。
厚生労働省が発表した資料によれば、ケアマネジャーの平均給与は34万9980円。介護職の中でも高収入でした。ちなみに介護福祉士の平均給与は31万3920円となっています。
しかし、2019年10月より実施された特定処遇改善加算により、勤続10年以上の介護福祉士には、毎月の給料を8万円アップさせるという制度が実施されました。
これによって、介護福祉士よりもケアマネジャーの方が給料が低くなってしまったのです。
ケアマネジャーの方が上位資格なのに、ケアマネジャーの方が資格取得難易度が高いのに、介護福祉士より給料が低い。おかしな話ですね。「ヘルパーの方が楽だった」と感じていた人は転職する他ありませんね。
こんな感じだとケアマネジャーを辞めたいと思うのも仕方ないし、ケアマネジャーになりたいと思う人も増えないでしょうね。
悪質な経営方針に賛同できなかった
一方で、ポジティブな退職理由もあります。
過剰なサービスの囲い込み契約で利用者を介護漬けにしてしまうケース。そんな利益重視の事業所は未だに多い。
悪質な経営方針を目の当たりにし、見るに耐えられなくなって退職。一種のストライキです。
ケアマネジャーは利用者に公正と中立であるべき存在。利用者に寄り添えない罪悪感から、仕事を辞める方もいます。
ただ、今自分が辞めて一番困るのは利用者。辞めたくても辞められない。辞めたい気持ちを抑えて、事業所と戦っているケアマネジャーも多いことでしょう。
ケアマネジャーの数は年々減少傾向にある
様々な理由からケアマネジャーを辞めたいと思う人、そしれ辞める人がいます。「介護職の花形」と呼ばれたケアマネジャーも、いつしか不人気な職業になりつつあります。
2022年の介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数は5万4,406人。最も多かった1998年の20%程度にとどまっています。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
第1回(平成10年度) | 207,080人 | 91,269人 | 44% |
第2回(平成11年度) | 165,117人 | 68,090人 | 41% |
第3回(平成12年度) | 128,153人 | 43,854人 | 34% |
第4回(平成13年度) | 92,735人 | 32,560人 | 35% |
第5回(平成14年度) | 96,207人 | 29,508人 | 31% |
第6回(平成15年度) | 112,961人 | 34,634人 | 31% |
第7回(平成16年度) | 124,791人 | 37,781人 | 30% |
第8回(平成17年度) | 136,030人 | 34,813人 | 26% |
第9回(平成18年度) | 138,262人 | 28,391人 | 21% |
第10回(平成19年度) | 139,006人 | 31,758人 | 23% |
第11回(平成20年度) | 133,072人 | 28,992人 | 22% |
第12回(平成21年度) | 140,277人 | 33,119人 | 24% |
第13回(平成22年度) | 139,959人 | 28,703人 | 21% |
第14回(平成23年度) | 145,529人 | 22,332人 | 15% |
第15回(平成24年度) | 146,586人 | 27,905人 | 19% |
第16回(平成25年度) | 144,397人 | 22,331人 | 16% |
第17回(平成26年度) | 174,974人 | 33,539人 | 19% |
第18回(平成27年度) | 134,539人 | 20,924人 | 16% |
第19回(平成28年度) | 124,585人 | 16,281人 | 13% |
第20回(平成29年度) | 131,560人 | 28,233人 | 22% |
第21回(平成30年度) | 49,312人 | 4,994人 | 10% |
第22回(令和1年度) | 41,049人 | 8,018人 | 20% |
第23回(令和2年度) | 46,415人 | 8,200人 | 17.7% |
第24回(令和3年度) | 54,290人 | 12,662人 | 23.3% |
第25回(令和4年度) | 54,406人 | 10,328人 | 19.0% |
ケアマネジャーになろうとしている人が減っている一方で、ケアマネジャーを辞めたいと思っている人が急増している。高齢化社会が進むなかでケアマネジャー不足が深刻化しているのです。
このままでは、残ったケアマネジャーに負担が重くのしかかる。出来ればケアマネジャーを続けてもらいたいのが私の想いです。
仕事を辞めたくなった時の対処法
もし「ケアマネジャーを辞めたい」と思ったら、今の職場環境で改善できないか試してみる価値はあります。
自分の気持ちはちゃんと意思表示しないければ、他人には伝わらないものです。
「介護職との兼務が嫌だ」
「モンスター利用者&家族に困っている」
「業務内容の割りに給料が低い」
責任者もケアマネジャーの負担を薄々勘づいており「このままじゃ辞められる」とヒヤヒヤしてるかも。居宅介護支援なんてケアマネジャーあっての商売ですからね。勇気を出して声を上げれば、意外とすんなり話が進む場合もあります。
書類作成に関しても改善すべき点はあります。例えば介護支援ソフトの導入です。ケアマネジャーの書類作成業務を軽減ため開発された専用ソフトです。慣れるまでは大変かもしれませんが、書類作成スピードは格段に早くなります。
他にはペーパーレス化も効率化に繋がります。厚生労働省は、書類のPDF化、電子署名、オンライン報酬請求など、ICTを活用した方針を発表しています。今後、ますますペーパーレス化は進んでいくと思われます。
ケアマネジャーに限らず、どんな職業も時代と共に変化が求められています。周りが自分に合わせてくれるのを待っているのではなく、時には自分から周りを変えていく努力も必要でしょう。
転職してみる
自分なりに色々試してみた結果、現状の改善には至らなかった…ということであれば転職しましょう。職場を変えれば悩みや不満があっさり解決されるかもしれません。
ケアマネジャー廃止論や不要説が囁かれますが、高齢化社会が進む日本ではまだまだ需要は高い職業です。ケアマネジャーの資格を持つあなたなら、活躍できる職場はたくさん見つかるでしょう。
ただし、二の舞だけは避けなければいけません。悩みや不満をリストアップするなどして、慎重に転職先を選びましょう。
休業しよう
ケアマネジャーに限らず、仕事には向き不向きがあります。一旦は辞めて、休むのもありです。仕事だけが人生ではありませんからね。
今の職場で1年以上勤務しているなら失業手当が出ます。失業手当の金額は今の給料の45%~80%、期間は90日間なので3ヶ月はゆっくりできます。
私も初めて退職した時は3ヶ月間しっかり休みました。失業手当もしっかり頂いて、そのお金で旅行に行ったり、朝から図書館に行ったりと、ダラダラと過ごしていました。
そんな生活を送っていると、不思議と「そろそろ真面目に働くか」と思うようになるんですね。身も心もリフレッシュしたところで再スタートできました。
ケアマネジャーが退職する手順
転職するにも休業するにも、まずは今の職場を退職しなければなりません。最後に退職の流れをザックリ解説して終わりにしたいと思います。
1. 退職届の準備
とりあえず、今の職場を辞めると心に決めたなら、すぐにでも退職届を書くといいでしょう。目に見える形で行動することで、退職に対する迷いや戸惑いを払拭することができます。
退職届の用紙など必要な物はすべて100均で揃います。仕事終わりにでも以下を買い揃えましょう。
- 便せん
- ボールペン
- 白無地の二重封筒
退職届の書き方もシンプル。以下を参考に文言を書くだけ。
〇〇部〇〇課という括りがなければ省略でOK。用紙を入れる封筒も、以下のよなシンプルな形で問題ありません。
用紙は三つ折りにして封筒に入れましょう。のり付けする必要はありません。
ちなみに「退職届」と「退職願」の違いについてですが、
退職願
会社に退職したいことを願い出るもの。承諾されるまでは取り下げることもできる。会社から拒否をされることも。出しただけでは退職にならない。
退職届
会社に可否を問わずに退職の意思を届け出るもの。提出したことで、民法上2週間後に退職することができる。
退職届の方が効力が高めですが、まぁどちらでもいいでしょう。受け取る側もそこまで理解していません。
勤務先の就業規則で「退職届は○日前に提出」と決められている場合もありますが、法律上は2週間前に退職届を提出すれば退職(自己都合)が可能。がしかし、目指すべきは円満退職。社会人であれば最低限のマナーです。
2. 辞めることを上司に相談
退職届の準備ができたら、それを持参して直属の上司、もしくは責任者に退職の相談を行いましょう。
いきなり「辞めます!」ではなく「転職しようと思います」など適当な理由で和やかに切り出しましょう。
あなたが辞めることで事業所はそれなりの損害を被られます。また、退職後の担当引き継ぎ、欠員補充などイレギュラー業務も発生。辞められると困る。そのため、大抵の場合は引き止められるでしょう。
しかし、ここで屈しては絶対にダメです!
残ってもまた辞めたいと悩むだけ!退職を心に決めたからには、新しい一歩を踏み出すべきです!
部下が退職を切り出した時、上司がまず思うことは「コイツの穴埋めはどうしよう」ということ。あなたが必要というより、人材が必要なだけ。
これ以上仕事を続けることが難しい理由を伝え、この意思は揺るがないことを分からせる。ハッキリとした口調もポイントです。
それはそうと、上司にはあなたの穴埋めをどうするか考える時間が必要です。先ほど説明した、面倒な退職手続きも行わなければいけません。
法律上では退職届の提出から2週間後に辞められますが、少なくとも1ヶ月前、有給消化するなら2ヶ月以上前に相談すると上司も幾分かは救われるでしょう。
3. 求人サイトに登録する
もし転職を考えているのであれば、このタイミングで介護転職に特化した求人サイト、特にケアマネの募集が多い求人サイトに登録しましょう。
転職の際に私が登録したのは「レバウェル介護」と「カイゴジョブ」の2つ。2つの求人サイトに登録している理由は、サイトによって扱っている求人が違うからです。良い条件のケアマネ求人は極力逃したくないので、必ず2サイトをチェックするようにしています。
あとは、キャリアコンサルタントのサポートが無料で受けられる、転職エージェントも活用しましょう。退職までは普段の業務に加え、引き継ぎもあって意外と忙しいもの。自宅に帰って「さぁ求人チェック」が厳しい日もあるでしょう。毎日求人チェックできないし、良い条件の求人はすぐに埋まってしまうし、知らず知らずに機会損失をしてしまうなんてことも。
そんな時に助けてくれるのが、キャリアコンサルタントの転職支援です。初回の登録面談で希望条件を伝えておけば、条件に合う求人が出た時に知らせてくれます。そのまま代わりに応募までやってくれるし、その先の面接日時のセッティングもしてくれるんです。自分がやると丸一日かかってしまう事を、すべて自分の代わりにやってくれます。
本当、転職支援があるとないとでは全然違います。お金も掛からないので、転職の際は、ぜひその楽さを体感してみてください。おすすめの転職サイト・エージェントは下記の記事にまとめましたので、後ほどご覧になって下さい。
ケアマネジャーにおすすめしたい転職サイト比較ランキング5選
「ケアマネジャーのおすすめ転職サイト・エージェントについて知りたい!」「ケアマネジャーが転職を成功させるポイントは?」 このような疑問をお持ちの方も多いのでは...
4. 業務の引き継ぎ
無事に退職が承認された次は、自分の業務の引き継ぎに着手しなければなりません。
あなたが汗水垂らして増やした担当件数ですが、残念ながらあなたの手柄ではなく事業所の資産です。
担当していた利用者様を転職先の事業所に引き抜いた、という豪快なケアマネを知っていますが、裁判沙汰になってたので絶対にやめましょう。
あなたの担当を後任のケアマネが問題なくスムーズに引き継げるよう、簡単でも良いのでマニュアルを用意すると良いでしょう。ケアプランや毎月のモニタリング、利用者様ごとの対応方法をまとめておけば完璧です。
長期に渡ってサービス利用が続いている利用者様は、経過記録の書類も膨大。さかのぼって確認するのも大変。後任のケアマネがスムーズに引き継げるよう、簡単にまとめておくといいでしょう。
これをやるかやらないかでは退職時の対応が変わってきます。飛ぶ鳥跡を濁さず。ちょっと面倒でも良い雰囲気で会社を去れるように頑張りましょう。
5. 担当利用者に挨拶
退職日が決まったら、後任のケアマネと一緒に担当利用者様に挨拶しましょう。毎月のモニタリングついででも良いでしょう。
もし、利用者様に何も言わずに辞めてしまうと、あなた本人だけでなく事業所全体に良くない印象を与えてしまうかもしれません。そうなれば、引き継いだケアマネも受け入れてもらえず非常に迷惑に。
後任のケアマネと一緒に挨拶することで、利用者様も安心します。利用者様と事業所との関係性を保つためにも、しっかり挨拶回りを忘れずに。
6. 関係サービス事業所に挨拶
担当利用者様への挨拶と平行で、関係サービス提供事業所への挨拶も忘れずに行いましょう。
各事業所の管理者に挨拶する必要はありません。サービス提供責任者や相談員など、業務で直接的に関わった人たちだけでOKです。もし都合が合わなかったら電話かメールでも大丈夫でしょう。
別会社とはいえ同じチームとしてケアサービスを提供した仲間です。もしかすると、転職先でも一緒に仕事をするかもしれません。
そういった意味では、関係サービス事業所への挨拶が退職時において一番大事なことかもしれませんね。
7. 上司や同僚に挨拶
出社最終日は事業所内の挨拶周りです。仲が良かった人、普段全く喋らなかった人、上司や同僚、事業所内の全ての人に今日が最終出社になることを伝えましょう。
その際はウソでもいいので「お世話になった」と一言添えることがポイントです。余計なことは言わずシンプルな挨拶で十分です。本当に仲がいい人とは、後日、お別れ会でじっくり話しましょう。
あと菓子折りも忘れずに。人数分の小分けになった乾き物がおすすめ。仕事の合間に食べられるクッキーなどがベターです。
この日が終われば晴れて退職完了。ゆっくり休業するもよし。心機一転、新しい職場で働くもよし。新たな人生を歩みましょう。
我慢せずに行動!「逃げ」ではなく「改善」です!
多くのケアマネジャーが、仕事に専念できなかったり、仕事量が多かったり、責任が重かったりするため、プレッシャーに耐えきれずに辞めたいと思っているようです。しかし、せっかくケアマネジャーになったのに、勢いで辞めてしまうのはもったいないです。まずは職場で改善できることがないか考え、介護福祉士に戻ったり、他の職場を探したりして、ケアマネジャーを続けることをお勧めします。
もしケアマネジャーを辞めることを決めたら、円満に退職するようにしましょう。早めに相談し、繁忙期を避けることで、心証を悪くすることはありません。また、引き継ぎもしっかりと行うことが大切です。トラブルなく退職できたら少し休んで心身ともにリフレッシュしましょう。転職、再就職はその後でも大丈夫。
転職、再就職する際は、新しい職場で自分が活躍できることをイメージし、ライフスタイルと合っているか確認することが大切です。将来のキャリアプランを考えておくことも必要です。
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